17:40〜18:30
沖縄における産業振興と経済の自立的発展には、新たな価値を生み出すスタートアップの力が欠かせません。 特に近年では、沖縄科学技術大学院大学(OIST)から、グローバルな視点と先端技術を備えたディープテック・スタートアップが続々と誕生しており、地域産業の次のステージを担う存在として注目を集めています。 一方、こうしたスタートアップの多くは、地元経済界との接点や協業機会がまだ限られており、橋渡しが課題となっています。 本セッションでは、県内経済界からスタートアップ支援に最も大きくコミットしてきた琉球銀行の川上会長、OIST発スタートアップとして農業・環境分野でグローバル展開を進めるEF PolymerのCOO下地氏、そして地域資本でスタートアップを支える津梁ファンドの豊里氏を迎え、経済界とスタートアップがどう連携し、沖縄の未来を共に創っていけるのかを率直に議論します。 スタートアップと経済界、そして研究機関がどのように言語や文化の壁を乗り越え、価値を共創できるのか。沖縄という地域に根ざしながらも、世界に羽ばたくイノベーション・エコシステムの可能性を探るクロージングセッションです。
株式会社琉球銀行 代表取締役会長
2017年代表取締役頭取就任、2024年から現職。 マイナス金利政策など銀行を取り巻く経済環境が大きく変化していく中、加盟店業務やコンサルティング業務の強化、窓口効率化にて安定した収益基盤を構築。 2017年から「OKINAWA Startup Program」を立ち上げ、県内外の企業や自治体、大学と連携しスタートアップの育成に注力。 2018年BORベンチャーファンド組成。 2020年沖縄発の投資会社「琉球キャピタル」設立。 2023年にOIST理事に就任。 沖縄におけるスタートアップ支援の先駆者として地域経済の活性化と次世代産業の創出に尽力。
EF Polymer株式会社 COO 最高執行責任者
沖縄県出身。 米大(国際関係論)卒業後、米国シンクタンク(ワシントンDC)、外資系コンサルティング会社(東京)を経て、2020年に出身の沖縄に戻り、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の職員として外部資金調達、産学官連携・地域連携に従事。 2022年8月にEFポリマーに参画。 ・趣味: 筋トレ、サッカー、読書 ・好きな野菜: おくら