15:20〜16:10
いま、宇宙は"ビジネスの時代"に突入しています。月の資源開発や火星への移住計画-かつてSFの世界だった構想が、今や現実のプロジェクトとして進行しています。2050年の沖縄の未来像を描く「GW(ゲートウェイ)2050 PROJECTS」でも、宇宙産業が新たな産業の柱の一つとして位置づけられました。 加速する宇宙開発の動き。しかし、それは人類にとって本当に善いことなのか?問いを投げかけるのが、今年4月にOISTに着任したオーロラ研究者・片岡龍峰博士です。 本セッションでは、片岡博士と、サステナビリティ経営の実践を支援するSAPジャパンの原弘美氏の対話を通し、遠い宇宙と未来からいまの地球と私たちの社会を俯瞰し、これからのビジネスの在り方を考えます。
沖縄科学技術大学院大学 サイエンス・テクノロジー・アソシエイト
1976年、宮城県仙台市生まれ。 2004年、東北大学大学院 理学研究科博士課程修了。博士(理学)。 東京工業大学 特任助教、国立極地研究所 准教授などを経て、2025年、沖縄科学技術大学院大学に所属。 専門は宇宙空間物理学。2015年、文部科学大臣表彰 若手科学者賞受賞。 著書に『オーロラ!』、『宇宙災害』、『日本に現れたオーロラの謎』、『Extreme Space Weather』などがある。
SAPジャパン 株式会社 常務執行役員
「国際関係は人間関係」が信条。 所属企業の本拠地であるドイツと日本の架け橋活動を軸に、グローバルコミュニティにおける多様な人とのつながりを大切にしている。 ユーザー中心の視点と手法を活用し、組織や社会に小さな変化の種をまき続けることをライフワークとしている。 Design Thinking コーチ、Visual Facilitation コーチも経験。